パッソ中古車選びの注意点は？

パッソは初代モデルから女性ドライバーに乗られることが多い車で、兄弟車間でいえば、男性ドライバーはブーンを、女性ドライバーはパッソを、といったような住み分けができていました。

それによって現在、中古車として販売されている車も、ブーンよりもパッソの方が状態が良いものが多く、事故車などをつかまない限り、後々大きなトラブルに見舞われるということはないようです。

ただし、女性ドライバーの足として乗られることが多いため、そういった使い方ならでは、女性ドライバーが運転することが多いということならではの注意点がいくつかあります。

その一つが走行距離、軽自動車もそうですが毎日、毎日ちょっとずつ乗る車は意外と走行距離が進むもので、それによる劣化によって故障やトラブルを発生しているものが結構あります。

それに伴い、パッソに搭載されているエンジンの特性から大量発生するスラッジによるエンジン不調などを抱えるモデルがかなり多いようです。

中にはスラッジ掃除をして乗り続けていた車もあり、そういった症状を持たないものもありますが、ほとんどのものが女性によって乗られているため、そういったメンテナンス面が行き届いていないことが多いので、まずそういった車に出会うことはないかと思います。

こればかりは仕方がないので、試乗を行い、エンジンの不調がどこまで進んでいるかを見ながら、妥協した形で選ぶしかないでしょう。

それから女性ドライバーがよく運転する車としてよくあるパターンの前後パンパーやフェンダーパネル、ドアパネルなどについているキズやへこみです。

やはり女性ドライバー特有の度胸の据わった運転をするため、それがある意味、無理な運転となり、それによってあちこちに傷をつけてしまうことが多いのです。

ですので、パッソの中古車はほとんどのものにキズやへこみがついていると思っておきましょう。

そこで稀にあるキズやへこみの無いものを見つけたらラッキーということになります。

キャビン内のインテリアは意外ときれいなものが多いようです。

男性ドライバーですとキャビン内をごみ溜めにするような方が多いですが、女性ドライバーの乗る車は、すべてではありませんが比較的きれいな状態であることが多いので、インテリアの汚れなどでダメなものというのは意外と少ないかと思います。

トータルでいうと走行距離とスラッジによるエンジン不調、そして傷がへこみ、この部分をきちんと見て的確な判断をするのがパッソでの中古車選びのポイントとなると思います。