日産ノートe-POWERのおすすめカスタマイズは！？ ※強いてやるからコレ・・・

ノートe-POWERには日産からすでにドレスアップモデルとしてNISMOモデルが発売されています。

このモデルには専用スポーツタイヤに16インチアルミホイール、専用エキゾーストテールエンド、専用アルミ製アクセル・ブレーキペダル、専用アルミ製フットレスト、専用VCM、専用サスペンションキット、フロント強化スタビライザー、ボディ補強パーツ、車速感応式電動パワーステアリング、スエード調スポーツシート、専用ドアトリム、専用フロントグリル、専用フロントバンパー、専用リヤバンパー、ルーフスポイラー、専用サイドシルプロテクター、シャークフィンアンテナ、LEDデイライト、本革・アルカンターラ巻3本スポークステアリングなどが追加された形で作られています。

この中には専用VCM、要するに制御コンピューターが採用されているわけですが、実際にパワーアップされているわけではなく、ドライブフィーリングが違うだけですので、チューニングというより、ドレスアップモデルというべきでしょう。

自動車メーカー側がこういったドレスアップを重点的に行ったモデルを発売しているということは基本的にパワーアップはできないということ、確かに電気モーターだけで走る車ですので、エンジンモデルのようにチューンを施してパワーアップを測るということはできないわけです。

それこそ電気モーターをもっとパワーのあるものに交換するしかありませんが、ノートe-POWERに使われている電気モーターでさえ日産でしか作っていないのに、パワーアップ用として社外品が売られるわけがありません。

ということはこの車を改造するにはチューニングではなくドレスアップだけということになります。

ただ一部、サスペンションなどを変えて走行性能を向上させるという手もありますが、それはあくまでもパワーアップすることができないことによる1つの悪あがき的なものですのであまり気持ちの良いものではありません。

ノートe-POWERはドレスアップ志向のカスタムがお似合いの車ということになります。

さてどういった方向でドレスアップしたらいいかですが、これは非常に難しいことで、仮にNISMOモデルのようにスポーティーな方向に振ったドレスアップをしても中身が伴わないので、ちょっと恥ずかしい思いをしますし、かといってミニバンやワンボックスカーのようにバリバリのメッキパーツに異例の大径メッキホイールでワルを気取るというのも柄ではありません。

はっきり言ってこれといって方向性が見つかりません。

こういう時、一番いいのは思い切って何もしないことです。

よく考えてみたらノートe-POWERは、ノートと同じ車で単なるコンパクト大衆車です。

スピードを競う車でもないですし、コーナーリングを競う車でもありません。

見た目を見せつける車でもありませんし、オラオラ運転をする車でもありません。

大衆車はこれといって車の興味がなく、移動の手段として乗るための車ですので、大衆車なら大衆車らしくドノーマルでいったらどうでしょうか。

ドノーマルならお金も一切かかりませんし、周りから冷たい視線を浴びることもありません。

しいていじるとしたらサスペンションをどうにかしたいです・・・といっても走行性能やコーナーリング性能を向上させようというのではなく、このモデルの一つの欠点であるリヤサスペンションのバタつき、接地感の無さをサスペンションキットでどうにかしたいわけです。

サスペンションキットといえば車高調を使うことが多いようですが、ノートe-POWERであれば車高調までは必要ありませんので、減衰力をわずかに高めたショックアブソーバーと、若干柔らかめのスプリングレートを持つコイルスプリングに交換すると乗り心地もよく、接地感を持った走りができることでしょう。