プリウスの維持費はいくら？ ※実際の1年間の出費総額は・・・

プリウスを購入し、乗りまわした時の1年の維持費を割り出してみましょう。

まずは税金ですが、プリウスはエンジン排気量は1.8リッター、車両重量は最大で1.39トンの車ですので、自動車税は総排気量1.5リットル超2リットル以下のランクで39500円となり、自動車重量税は1.5トン以下の12300円となります。

それからこれは税金ではありませんが、自賠責保険料として2年で25830円、年額換算で12915円となります。

次に車検費用ですが、ハイブリッドモデルだからといって特別なことは基本的にありませんので、車検時に収める税金や自賠責保険料の支払いなどを除けばだいたい6間年ぐらいで済むのではないかと思います。

メンテナンス費用に関しても基本的にあまりお金はかからず、半年ごとの点検やエンジンオイルなどの交換費用として年間で3万円もあれば十分でしょう。

ただし、新車から5年以上が経つか、走行距離が10万キロに達してしまった場合は、修理費用として最低でも30万円、できれば50万年ぐらいのお金はプールしておきましょう。

他のところでも言いました通り、プリウスはとにかくよく壊れます。

それも多額の修理費用がかかるハイブリッドシステムの故障が多いのです。

ただ、5年以内10万キロ走行以内であれば新車保証を使うことができ、例絵バッテリーが壊れて交換になって30万円の修理費用が掛かっても、ハイブリッドシステムをそっくり交換しなくてはならず50万円の費用が掛かったとしてもすべて保証でまかなうことができることから1円もお金を払うことなく直すことができます。

しかし、5年、10万キロといった保証期間を過ぎてしまうとそれらすべてを実費で払わなければならないため、乗り続けるのであれば常にそのお金を取っておかなければなりません。

それから自動車保険ですが、ノンフリート等級が18等級、35歳未満不担保で・・・

・対人・対物・搭乗者傷害のみ・・・年間23000円ぐらい
・対人・対物・搭乗者傷害・エコノミータイプの車両保険付き・・・年間38000円ぐらい
・対人・対物・搭乗者傷害・フルカバーの車両保険付き・・・年間75000円ぐらい

となります。
ちなみに新車保証が使えない場合で、フルカバーの車両保険をつけると15万円ぐらいにまで跳ね上がることもあります。

そして最後にガソリン代ですが、年間1万キロ走行、ガソリン単価130円という条件で40.8km/Lというカタログ燃費で計算してみると約32000円ぐらいで済むことになりますが、実燃費の平均である27km/Lでけいさんしますとやく48000円ぐらいかかることになります。

こうしてみると基本的にお金がかからない車であることがわかりますが、ただ一つだけ怖いのが保証期間が切れた後の修理費用です。

先ほども言いました通り、高額な修理費用が掛かるハイブリッドシステムに故障が多発、それも待っていたかのようにちょうど新車保証が切れた後に故障が頻発するようになるから恐ろしいです。

ハイブリッドシステムの交換で50万円以上、ハイブリッドバッテリーの交換で30万円以上もお金が掛かりますので、ある意味で爆弾を背負って走っているようです。

中古車市場を見ると5年を経過したプリウス、10万キロを過ぎたプリウスがたくさん売りに出されていることに気が付きますが、実はこれは多額の修理費用が掛かる故障を起こす可能性が高いため、それを嫌って買い替えを行う方がたくさんいるということを表しています。

どうやらプリウスという車は、5年10万キロ以内であればお金がかからないがそれを過ぎると生活を一変させるほど出費がある車といえる車であるようです。