プリウスの安全性能は? ※トヨタ自身が自信を持てない理由は!?・・・
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プリウスの4代目モデルには「Toyota Safety Sense P」改め「Toyota Safety Sense」という先進安全装備が付けられています。
このシステムは先に採用された「Toyota Safety Sense C」の高機能版として作られたもので、「Toyota Safety Sense C」が単眼カメラとレーザーレーダーによる障害物検知を行うのに対して、より検知能力の高い単眼カメラとミリ波レーダーの組み合わせを採用しました。
現在の名称は「Toyota Safety Sense」となっていますが当初は「Toyota Safety Sense P」と呼ばれていました。
急遽そう呼ぶようになったのには販売面における理由があるのですがそれはのちほどご説明いたします。
「Toyota Safety Sense」には安全運転を手助けするための機能がたくさん含まれています。
いわゆる自動ブレーキシステムと呼ばれるプリクラッシュセーフティーシステムに前方車両追従型クルーズコントロールのレーダークルーズコントロール、ウィンカーなしでカメラが検知した白線(車線)をまたいだとき警告とステアリングを自動的に操作して車線の中央にもどさせようとするレーンディバーチャーアラート、対向車・先行車がいない時にヘッドライトを自動的にハイビームに切り替えるオートマチックハイビームといった4つの機能があります。
しかし、残念ながらどの機能も完全な機能を果たしておらず、機能しない条件が多かったり、機能する条件に該当しているのになぜか機能しないなどといったトラブルがよく起こっています。
対向車が来るのにハイビームのまま、車間距離が1メートル以下になってドライバーがブレーキを掛けることになるクルーズコントロール、そして極め付けが2017年10月20日に吉祥寺で起きた人身事故です。
85歳のドライバーがペダルを踏み間違えて飛び出してしまい、歩道を歩いている方をなぎ倒し、路線バスのぶつかっても更に走り続けたという事故です。
この時の車が「Toyota Safety Sense P」を標準装備しているAグレードで、天候も良い、視界も申し分ない、バスという大きな障害物があるといった、自動ブレーキシステムにもってこいな環境であるのにもかかわらず「Toyota Safety Sense P」が全く機能しないことでそれを防ぐことができませんでした。
それだけではありません、更にその5日後に起きた板橋区にある成増駅近くの踏切事故、この事故の原因は前方に歩行者や車がいるのにも関わらず踏切内に進入してしまい、出ることができない時に遮断機が閉まってしまったというのが根本的な原因となっていますが、その中でそれこそホーンを鳴らしてぶつからないよう歩行者をかき分けながら少しずつでも進んでいれば、脱出できたそうで、それを「Toyota Safety Sense P」のプリクラッシュセーフティーシステムが障害物がいるということで前に進ませてくれなかった、瞬時に次の行動をとることができなかったということも間接的な原因となっているといわれています。
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この2つの事故に原因はドライバーにあることで間違いはありませんが、それをリカバリーするのが「Toyota Safety Sense P」であって、更にそれが原因の一部である可能性もあるわけですから見逃すことはできません。
もちろんトヨタや警察からはそういったことは絶対に発表しません。
国も日本の経済を支える大企業を敵に回すことができず、メディアも然りです。
しかしインターネット上などで騒がれており、更に皆さんなんとなくそうではないかと思っていることから、トヨタはこの製ン新安全装備の名称を「Toyota Safety Sense P」から細かく突っ込みを入れられないようにとマクロな「Toyota Safety Sense 」に変更したのでした。
それだけトヨタ自身もこの機能に自信が持てないわけです。
それでも引っ込めないのは・・・
「プリクラッシュセーフティはあくまで運転を支援する機能です。本機能を過信せず、必ずドライバーが責任を持って運転してください。」
「・・・また、道路状況、車両状態、天候状態およびドライバーの操作状態等によっては、作動しない場合があります。」
という魔法の言葉があるからです。
早い話、プリウスは他の車、自動ブレーキシステムがついていない車と安全性は変わらないということです。
むしろ機械に頼る傾向があるので危険かもしれません。
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