パッソ新車購入の注意点

パッソをこれから新車で購入する時に気を付けていただきたいポイントがいくつかあります。

まず1つ目、男性が買う場合や男性も乗ることになる場合ですが、パッソは、現行モデルになってより一層女性向け車両色が強くなってきました。

デザイン的にもそうですが、インテリアなどもそういった傾向が強くなってきているのでそれに対応できるか、耐えられるかというところが問題になるでしょう。

2つ目、走行性能ははっきり言って最悪です。

エンジンは軽自動車と同じレベル、CVTの変速プログラムもいたって低燃費志向、サスペンションも高速道路をまともに走れるような状態ではありません。

パッソを購入して、近所への買い物とか子供の送り迎えなどのいわゆる街乗りといったものに使うのであればいいのですが、ファーストカーとしてあるいは高速道路を使った運転や長距離運転などをする場合はかなりドライバーや同乗者に負担がかかることになります。

それに耐えることができるかどうかも重要なポイントです。

走行性能に関してはとりあえずは試乗をしてみてから考えてもいいでしょう。

さすがに試乗で高速道路を走らせてくれることはありませんが、空いている道路で少しスピードを上げた時にどれだけ足回りが付いてこられるかというのを安全運転に範囲内で若干、蛇行運転などをして確かめるのもよいかもしれません。

値引きに関してですが、発売からまだあまり時間が経っていないので、値引きはかなり渋い状況となっているようです。

車両値引きで値引きなしから10万円といったところ、さすがトヨタのディーラー、かなり強気です。

現物値引きとなるオプション値引きに関しても5万円から10万円といったことでかなり厳しい状態です。

値引き額から言えば、標準モデルのXグレードが比較的高い値引き額を引き出しやすいようで、ほとんどの方が選ぶMODAモデルは渋めといった具合です。

ただ、販売台数的にあまり出ていないようですので、この牙城が崩れるのは時間の問題で、時間が経てば経つほど、他のトヨタ車よりも早いペースで値引き額が大きくなっていくことでしょう。

まあ、そのころにはまた特別仕様車とか、マイナーチェンジでいろいろ装備を付けて高く売るようになるので、ある意味「いたちごっこ」といったことになり、トヨタの販売戦略の巧みさを感じることになりますが、いずれにしても時間が経てば今以上に安く買うことができるようになりますので、急いでパッソを買う必要がないのであれば少し待つのも利口な買い方かもしれません。

ちなみにライバル車との比較による値引きは強力なライバル車がいないので、ほとんど効果はありません。