3代目プリウスの実燃費は?

「エコカー減税」や「エコカー補助金」が施行されることを公表前から知っていたような動きを見せたトヨタがそれに向けて作り上げたモデルが3代目ZVW30型です。
このモデルにおいて燃費性能に関わる部分が大きく変わりました。

まず一番大きい変化がエンジンの変更です。
初代モデルから2代目モデルまでずっと使われて続けてきた1.5リッター直列4気筒NAミラーサイクルエンジンの1NZ-FXE型を300ccほどエンジン排気量が拡大され1.8リッターの2ZR-FXE型に変更されました。
このエンジンはカローラシリーズやオーリスなどに使われている2ZR-FEエンジンをミラーサイクル化したエンジンで、プリウスように改良されたものです。
これによってエンジン単体での燃費性能も向上し、同時にパワースペックも99psにまで向上しました。
一方、駆動用の電気モーターも3CM型から3JM型へと変更され、消費電力も少なくパワーもアップしました。

ハイブリッドシステムは2代目モデルと同じTHS-IIが採用されていますが、電気モーターでの駆動経路に減速ギヤを挟むようにしたリダクション機構付THS-IIに変更され、電気モーターで走っている時の消費電力量を抑えることができるようにされました。

残念なながらハイブリッドバッテリーは先代モデル同様にニッケル水素バッテリーが採用され、後にメモリー効果によるバッテリートラブルに悩まされることになりました。

これらの変更で得られた燃費性能は、JC08モード燃費で最大32.6km/L、標準グレードで30.4km/Lとなりました。
このモデルからプリウスでは国に提出するための燃費性能を実現させるいわゆる「燃費に特化したモデル」と「標準モデル」とで分けて販売することになり、32.6km/Lという燃費性能を持つのが装備がほとんど付けられていないベーシックグレードのLグレードだけで、それ以外のグレードはすべてにおいて30.4km/Lとなります。

現実的にLグレードを購入することは少ないかと思われますので、このモデルのカタログ燃費は標準モデルが持つ30.4km/Lと見るべきでしょう・・・といってもこれもまたトヨタのカタログ燃費ですので、ショップ店員が言う「お似合いですよ!」のセリフと同じぐらいいい加減で信憑性の無いものです。


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では公道を実際に走ったとするとどれくらいの燃費になるのか実燃費を見てみましょう。
走る場所は3パターン、まずは高速道路ですがまったく渋滞がなく100km/h+α程度のスピードで走行車線を流した時の燃費性能、次に地方都市などによくある道幅が広く走りやすい幹線道路で、平均スピード30km/h〜60km/hぐらい、信号待ちも適度にあるような道路、そして最後に信号待ちも一時停止も渋滞も多く平均時速20km/h程度でゴーストップを頻繁に行うような市街地です。

結果は以下のようになりました。

・高速道路:22km/Lぐらい
・地方の幹線道路:23km/Lぐらい
・市街地:20km/Lぐらい

2代目モデルと比べると確かに燃費性能はかなりよくなっているようです。
平均値も21.6km/Lとなんとか20km/Lの大台をクリアしてきました。

しかし、カタログ燃費と比較してしまうと

☆カタログ燃費達成率:約71%

とやはり誤差の範囲とか、「実燃費の方が燃費が悪くなる」といったことを踏まえて見てもかなり開きがあることになります。

この実燃費をカタログ燃費にできるだけ近づけるにはこのモデルの場合は運転の仕方に気をつける必要があるでしょう。
このモデルでは先代モデルより電気モーターで走る時間が長くなり、無音に近い小さな音しか出ないうえ、電気モーター特有の低回転から出るトルクのおかげでついついアクセルペダルを深くまで踏みがちとなり、高速道路などでも燃費のための車でありながら追い越し車線を猛スピードで走る姿をよく見かけるようになりました。
いくらハイブリッドモデルでも高速道路であれだけのスピードを出したり、電気モーターのトルクを楽しむかのように急加速をしてしまえば燃費も悪化します。
ガソリン代をケチりたいのであれば、ハイブリッドモデルらしく大人しい運転をする必要があるということです。


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「エコカー減税」や「エコカー補助金」が施行されることを公表前から知っていたような動きを見せたトヨタがそれに向けて作り上げたモデルが3代目ZVW30型です。 このモデルにおいて燃費性能に関わる部分が大きく変わりました。 まず一番大きい変化がエ…

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