【プリウス】特有の故障、不具合は・・

プリウスの特有の故障というより、トヨタのハイブリッドシステムであるTHS系すべてのトラブルといっていいでしょう。

とにかく故障が多いです。

そもそもトヨタのハイブリッドシステムはEVシステムを作る過程で、効率の良いEVシステムを作ることができないことからくる妥協策として作られたもので、トヨタのハイブリッドシステム自体が中途半端なものでしかないのです。

極端な言い方をしてしまえば、未完成の内に商品化された、特にエコカー減税やエコカー補助金が始まるのにあわせて作られた1.8リッターエンジンを使ったTHS-IIは、トラブルシューティングも煮詰めも終わらないうちに政府が行ったエコカー対策にあわせて急いでプリウスに搭載して発売することになったものですので、その後にトラブルや故障が多発しても逆にそれが当たり前といえるでしょう。

よくトラブルになっているのがハイブリッドシステムの一部であるハイブリッドバッテリーとインバーター、DC-DCコンバーターです。

ハイブリッドバッテリーは電気モーターを駆動するための電気を蓄えておくバッテリーで4代目モデルではグレードによってリチウムイオンバッテリーとニッケル水素バッテリーの2つが用意されています。
このバッテリーでよくあるトラブルが充放電不良といったものです。

バッテリー容量を示すメーターが満タンにならない、EV走行をしていてもすぐにエンジンがかかり充電状態になってしまうなどといった症状が出ます。

これは充電機能付きのバッテリーでよく言われるメモリー効果というものが出てしまったもので、ある一定量の充放電しか行わない状態が繰り返されると、それがそのバッテリーのすべての容量とバッテリー自体が勘違いしてしまうようになり、例えバッテリー容量が100あったとしても20の部分だけを繰り返し使うことで、残りの80の部分は全く使われない状態になってしまうというものです。

この症状は充電機能付バッテリーであれば、どんなものでも大なり小なりこういった傾向があるのですが、THS-IIに使われているバッテリーではそれが短期間でかなり強く出ることがわかっています。

ときどきバッテリー容量のすべてを使いきるぐらいにバッテリーの電力を使ってあげれば延命させることができるのですが、バッテリーの充電・放電は基本的にシステム任せとなっているため、そういったこともなかなかできず、数年でガソリンエンジンモデルと同じように常にエンジンがかかった状態で走ることになってしまいます。

メモリー効果はニッケル水素バッテリーで強く出ることがわかっていて、先代モデルまではそれしか選べなかったことから、必ず一度はあうトラブル、はしか的なトラブルとして扱われていましたが、4代目モデルでリチウムイオンバッテリーという選択肢が与えられてもどうやら変わりはないようです。

ニッケル水素バッテリーよりは確率は低いですがリチウムイオンバッテリーでも同様のトラブルが頻発しています。

どうやら制御に問題があるようです。

それからインバーターとコンバーターですが、インバーターはハイブリッドバッテリーに直流電流として蓄えられている電気を駆動用交流電気モーターで使えるように交流電気に変換するもの、コンバーターはバッテリーに蓄えらえている電気の電圧を高めるためにつけられているものですが、どちらも電気的な故障が多く、異常発熱をすることでシステムが故障と判断し、フェイルセーフモードに切り替えてしまうというものです。

バッテリーにしてもインバーター、コンバーターにしても壊れた部分を修理するという形ではなく、新しいものに交換するという対策を取ります。

そのため修理費用も、バッテリーだけで30万円ぐらい、インバーター、コンバーターが壊れた時は基本的にハイブリッドシステム総とっかえとなりますので50万円以上の費用が掛かります。

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